自宅でインドアゴルフは作れるか
近頃、インドアゴルフが注目され始めています。同時に、ゴルフシミュレーターを導入するゴルフ場やインドアゴルフ場も増加傾向にあり、室内でゴルフを楽しめるメリットを感じて、自宅に導入する人もいます。
本記事では、自宅にゴルフシミュレーターを設置するまでの流れと導入することのメリット・デメリットを紹介しています。ゴルフが好きで、自宅に設置したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
自宅にシミュレーター設置の流れ
自宅にゴルフシミュレーターを設置したい場合は、シミュレーターの販売元、設置してくれる内装会社などに問合せするのが一般的なようです。流れは、以下の通り。
- 問い合わせ
- 商品説明のための打ち合わせ
- 現地調査
- 見積もり・契約
- 設置工事
- メンテナンス
問い合わせ
まずは各シミュレーターの公式サイトやシミュレーター設置を請け負う内装会社などの公式サイトでお問い合わせページや、電話で設置を検討している旨を伝えます。担当者とともに打ち合わせのための日程調整をします。
商品説明のための打ち合わせ
実際にショールームや店舗で実物を確認し、使用感を確かめます。同時に担当者よりシミュレーションについての説明があるので、設置に必要な広さや機器を把握した上で導入するかを検討しましょう。設置予定の部屋にシミュレーションが設置できないとなると、導入が難しくなってしまうため、注意が必要です。
現地調査
設置予定である場所に担当者が赴き、採寸を行います。最小ブースサイズ:幅2800×奥行4500×高さ2600であり、これ以下の広さではシミュレーションを設置することが難しくなってしまう恐れがあります。理想に近づくために必要な工事の有無も、この時に確認できます。導入予定のゴルフシミュレーターが問題なく設置可能であるかどうかを判断します。
見積もり・契約
現地調査が完了すると、シミュレーター設置における見積もり書が作成されます。設置費用は各シミュレーションによって変動するため、内容を確認し費用に問題がなければそのまま契約が成立します。見積もりを提示された際には、自身の予算との比較や曖昧になっている箇所がないかをきちんと確認することが大切です。もし契約後に納得できない部分が出てしまうと、トラブルになりかねないからです。
設置工事
スケジュールを調整し、設置工事に入ります。まず設置場所の床に人工芝を綺麗に敷きます。ボールが飛んで穴が空いて傷つかないように、両壁と天井にクッションマット、正面の壁側には大きなスクリーンを貼り付けます。そして、センサー反応位置に打席マットを設置。全ての機器をPCと連動させることで完成です。最後に問題なく使用できるか、動作チェックをします。
メンテナンス
設置後に故障や不具合が起きた際には、販売会社に対応してもらう必要があります。また設置後に定期的にメンテナンスしてくれるサービスが用意されている場合があるため、導入前に確認しておくことをおすすめします。
シミュレーター設置の
メリット・デメリット
メリット
自宅にゴルフシミュレーターを設置することで得られるメリットは、ゴルフをする頻度を上げられることにあります。普通に働いている会社員であれば、土日に打ちっぱなしに行ったり月1でラウンドを回ったりすることが多いのではないでしょうか。
しかし自宅にシミュレーションを設置することで、遠方に足を運ぶことなく練習やラウンドを回ることができます。そのため自然とゴルフができる回数が増えます。
また、「インドアでゴルフ練習をして果たして上達するのか?」と疑問を抱いている方も一定数いるのではないかと思います。結論として、自宅にゴルフシミュレーションを設置したことで、なかなか100を切れなかったスコアがわずか半年で91にまで縮まったという事例があります。インドアで練習するだけでも、ゴルフの腕は上達するということがこのことからわかります。
デメリット
反対に自宅にシミュレーターを設置することで感じられるメリットは、お金がかかることやスペース確保が難しいことなどが挙げられます。ゴルフシミュレーターを設置するには200万以上かかることが多く、導入するシミュレーターの種類によって変動します。
導入する際には自身で立てた予算とよく相談し、無理しない程度で設置する方が無難だと言えます。また設置予定の部屋の広さも大切ですが、天井の高さにも注目しなければなりません。あまりにも天井が低すぎると、設置できない恐れがあるからです。
そして近所迷惑を考慮すると、マンションよりは戸建てに設置する方が無難です。せっかく高いお金を出して設置しても、周囲からの非難であまりゴルフを楽しめなくなってしまう可能性があります。
シミュレーターは
どこに設置する?
ゴルフシミュレーターを自宅に設置する場合、適切な場所を選ぶことは快適で安全な練習環境を整えるために重要です。ここでは、設置に適した代表的な場所と、それぞれの特徴について解説します。
専用の部屋
ゴルフ専用の部屋を用意することで、他の生活空間と分離し、集中して練習が可能です。この方法は、周囲の影響を最小限に抑えたい方に適しています。
部屋の広さは、幅3.5メートル、奥行5.5メートル、高さ2.8メートル以上が理想的です。特に防音対策や照明の調整がしやすく、自宅内にプライベートな練習空間を確保することができます。
ガレージ
ガレージを活用してシミュレーターを設置する方法も人気です。車庫として使用していない時間を練習に利用できるため、スペースを有効に活用できます。
ガレージの天井が高い場合、ドライバーショットを快適に行える点が大きな魅力です。また、必要に応じて車を移動すれば、スペースの確保も容易です。
プレハブや屋外の専用スペース
庭や敷地内にプレハブを建ててシミュレーターを設置する方法もあります。屋内の空間を使用せずに済むため、家族の生活空間を圧迫しないのがメリットです。幅3メートル、奥行5メートル程度のスペースがあれば十分で、設置場所の自由度が高い点も特徴です。天候の影響を受けないように、しっかりとした屋根や壁を設けることが推奨されます。
設置場所を選ぶ際のポイント
- 天井高は最低でも2.7メートル以上が必要で、ドライバーショットの安全性を確保します。
- スイング時の快適性を考慮し、幅3メートル、奥行5メートル程度の広さが理想的です。
- 防音対策を施すことで近隣への配慮を行います。
- 電源の確保が必要で、シミュレーターや関連機器を安全に稼働させる環境を整えることが重要です。
これらのポイントを踏まえ、ご自宅の状況やライフスタイルに合わせた最適な設置場所を検討することが、快適なインドアゴルフ環境の第一歩です。
シミュレーターを
自宅に設置する際の
注意点
自宅にゴルフシミュレーターを設置する際には、適切な準備と配慮が必要です。設置場所や環境を正しく整えることで、快適かつ長期間にわたり利用することができます。
以下では、設置時に気を付けるべきポイントを解説します。
設置スペースの確保
ゴルフシミュレーターを設置するためには、十分なスペースを確保することが重要です。特にスイング時の安全性を考慮し、天井の高さは最低でも2.7メートル、横幅は3メートル、奥行きは4メートル以上が推奨されます。この広さがあれば、スイング中にクラブが天井や壁に当たることなく、快適にプレイできるでしょう。さらに、シミュレーターの画面や機器を設置するための余裕も考慮する必要があります。
防音対策
シミュレーターを使用する際には、打球音や機器の作動音が発生します。特にマンションやアパートなどの集合住宅では、隣人や家族への配慮が必要です。
- 防音マットを床に敷いたり、壁に防音材を取り付けることで音漏れを軽減できます。
- 防音カーテンや吸音パネルを活用し、さらに効果的に音を抑えられます。
電源と配線の管理
シミュレーターを安全に使用するためには、適切な電源環境を整えることが必要です。
- 設置場所の近くに十分なコンセントがあるかを確認してください。
- 必要に応じて延長コードや配線カバーを用意します。
- 配線が乱雑になると安全性や見た目に影響を与えるため、ケーブルを整理する配線用モールの使用がおすすめです。
換気と空調
快適にプレイを楽しむためには、設置場所の換気や空調設備も重要です。
- 特に夏場や長時間の使用時には、適切な温度と湿度を保つことで快適性を向上させます。
- エアコンやサーキュレーターを活用し、空気の循環を確保しましょう。
- これにより、シミュレーター本体の寿命を延ばす効果も期待できます。
機器のメンテナンス
シミュレーターを長期間快適に利用するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
- センサーやスクリーンに付着した汚れを清掃し、動作の精度を維持します。
- ソフトウェアのアップデートが提供されている場合は、最新バージョンに更新することで新機能や改善点を活用できます。
シミュレーターゴルフの
楽しみ方
シミュレーターゴルフは、単なるゴルフ練習ツールに留まらず、さまざまな楽しみ方を提供するエンターテインメントの一つです。初心者から上級者まで、幅広い層が自身のレベルや目的に応じて楽しむことができます。ここでは、シミュレーターゴルフの主な楽しみ方を紹介します。
多彩なコース選択を楽しむ
シミュレーターゴルフでは、世界中の有名なゴルフコースを仮想的にプレイできます。
- プロトーナメントで使用される難易度の高いコースや、美しい景観で知られる名門コースに挑戦できます。
- リアルなグラフィックと詳細な地形データを通じて、その場にいるような感覚を味わえます。
- 異なるコース戦略を試しながら新たなチャレンジを楽しむことが可能です。
家族や友人と一緒にプレイする
シミュレーターゴルフは、一人での練習だけでなく、複数人でのプレイにも対応しています。
- 家族や友人とラウンドを楽しむことで、社交の場として活用できます。
- スコアを競ったり、アドバイスを交換しながらプレイすることで、楽しみながら技術向上を図れます。
- ホームパーティーやイベントとしても活用でき、プレイヤー同士の交流を深める機会にもなります。
臨場感あるリアルな体験
シミュレーターゴルフは、実際のゴルフ場にいるかのようなリアルなグラフィックや音響効果を備えています。
- フェアウェイやグリーンの細かい凹凸が再現されます。
- 風や鳥のさえずりといった自然の音も感じられます。
- 屋内でありながらゴルフ場の雰囲気を存分に楽しめる要素となっています。
練習モードで技術を磨く
シミュレーターには、スイング解析や飛距離測定などの練習モードが搭載されています。
- スイングの癖や改善点を数値的に把握することで、効率的に技術を向上させることが可能です。
- ドライバーの飛距離を測定したり、パッティングの精度を確認することで実践的なスキルを磨けます。
- データを記録することで、自身の成長を継続的に追跡する楽しみも得られます。
時間や天候に左右されない
自由なプレイ
シミュレーターゴルフは、時間や天候に関係なくプレイできる点が大きな魅力です。
- 雨の日や日没後でも快適に練習やプレイが可能です。
- 忙しい日常の中でも、自分のスケジュールに合わせてゴルフを楽しむことができます。
シミュレーターゴルフは、単なる練習のためのツールではなく、多彩な楽しみ方を提供する魅力的なエンターテインメントです。自分のペースで技術を磨きながら、家族や友人との時間を楽しみ、世界中のコースを体験することで、ゴルフの新たな魅力を発見できるでしょう。
専門家に聞いた、
ゴルフシミュレーター導入
FC加盟という手もあり
自宅にゴルフシミュレーションを導入することは、ゴルフが好きな人たちにとって憧れの話でもあります。自宅にシミュレーションを導入し、好きな時間に好きなタイミングでゴルフを楽しめることはとても魅力的です。しかし導入に関しては設置するスペースの確保や費用面なども絡んできます。そうするとゴルフが好きな人が全員ゴルフシミュレーションを自宅に導入することが難しいことが現状です。
そこで、おすすめなのがインドアゴルフのFC加盟。フランチャイズオーナーになり、ゴルフをする空間をプロデュースし提供することです。
「ゴルフをもっと、あなたのそばに」というキャッチフレーズを掲げ、完全個室の会員制インドアゴルフを展開するLounge RangeでもFCオーナーを募集しています。
Lounge Rangeでは、1店舗1ドライビングレンジをインドアゴルフ業界で定着させたノウハウもあり、また店舗の天井高などを担保するという規則以外に大きなものはなく自由度が高いこともFCメリットとしてあげられます。
ゴルフシミュレーションを導入することを考えている方も、一度Lounge RangeのFC加盟を検討してみてはいかがでしょうか。


インドアゴルフ業界で「一打席オンリー」「個室」という業務形態を早くから始め、成功モデルを確立させたLounge Range。
ゴルフに最適な環境を提供するために、天井高など空間に対する規則以外はフランチャイジーにお任せという自由度の高さからFCオーナーからの人気も高いインドアゴルフブランドです。
熊倉 弘晃 氏
ゴルフシミュレーターは、趣味としてゴルフを楽しむ方から技術向上を目指す方まで、幅広いニーズに応えてくれるツールと言えます。自宅での設置を検討する際には、十分なスペースや防音対策などいくつかの注意点がありますが、設置ができればゴルファーにとっては最高の練習環境となるでしょう。
シミュレーターは練習用としてだけでなく、家族や友人との時間を楽しむ場としても活躍してくれると思います。自宅にいながら世界中のコースを体験したり、リアルなシミュレーションゴルフで臨場感を味わえることは、間違いなく皆さんのゴルフライフを充実させてくれるはずです。
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インドアゴルフの魅力とは