ゴルフルール入門|
初心者〜中級向けの
基本解説
このページでは、ラウンドで「まず必要なルール」と「間違えやすい救済・マナー」を紹介します。初心者の方はもちろん、中級者の方にも役立つよう、基本的なルールをわかりやすく解説します。
スコアの数え方と基本原則
スコアの基本
ゴルフは18ホールの合計打数を競います。スコアは「空振りを含むストローク数」+「ペナルティの罰打」で計算します。
例:ティーショットがOBで打ち直しの場合、1打(ティーショット)+1罰打が加わり、次は3打目として打ち直します。
5つのコースエリアの呼び方
ティーイングエリア/ジェネラルエリア(フェアウェイ・ラフ等)/バンカー/ペナルティエリア/パッティンググリーンのエリアがあります。
用語を知っておくと、選べる救済や手順がわかり、落ち着いて判断しやすくなります。
プレー順と「レディー・ゴルフ」
基本はホールから遠い人が先ですが、ストロークプレーでは安全を確保できるなら準備の早い人から打つ「レディー・ゴルフ」があります。
同伴者と声をかけ合い、安全に配慮しながら進めましょう。
最低限おさえるべき
ペナルティと救済の要点
OB(アウトオブバウンズ)と
ロストボール
基本:
ストローク&ディスタンス(1罰打)
OBや球が見つからなかった(ロストボール)場合は、直前の場所から1罰打を加えてプレーをやり直します(「1罰打を加えて打ち直し」=次が3打目など)。
捜索時間は最長3分です。OBやロストの可能性があるときは「暫定球」を宣言してからもう1球を打ちます。
ローカルルールE-5(2罰打の救済)
競技では採用されないことが多いですが、一般プレー用として、2罰打でフェアウェイ付近から再開できる選択肢を設けるコースがあります。掲示やスコアカードを確認しましょう。
ペナルティエリア
(池・クリーク・ブッシュ等)
選べる主な救済 (全て1罰打)
①元の地点から打ち直し/②**最後に境界を横切った点**を基準に、後方線上から/③**赤杭(ラテラル)**のときは、**最後に境界を横切った点**から2クラブレングス以内の範囲(ホールに近づかない)。
そのまま無罰で打つ選択もありますが、状況に合わせて成功しやすい方法を選びましょう。
※ペナルティエリア内では、落ち葉などのルースインペディメント(自然物)を無罰で取り除くことができます。ただし、球が動くと原則1罰打です。
バンカーのルール
ストローク前に砂の状態をテストする目的で砂にクラブを当てると、一般の罰(ストロークプレー2罰打)です。
一方で、木葉・小石の除去や偶発的な軽い接触など、認められる行為もあります。
バンカー内で球が打てない状況(アンプレヤブル)の場合、**2罰打**を支払うことで、**バンカーの外**から後方線上救済などで再開できます。
グリーン上の基本
ボールはマークして拾い上げ、リプレースは元位置へ。旗竿は立てたままでもOK、ボールマークやスパイクマーク等の損傷は修復可能です。
他のプレーヤーのラインを踏まないなど、周囲への配慮を心がけましょう。
用具・デバイスに関する
ルール
距離計測器(DMD)
ローカルルールで禁止されていない限り、距離の測定は使用可能です。高低差(スロープ)機能は無効化が前提です。**推奨クラブ表示などの機能は規則違反となるため使用できません**。競技やコースの案内を確認しましょう。
クラブ・球の本数と交換
クラブは最大14本。救済のときは球の交換が可能です。
ドロップは「ひざの高さ」から行い、球が救済エリア内に最初に触れるようにし、救済エリア内に止まることを確認します。
マナー|
みんなが心地よく
プレーするために
進め方のヒント
・安全に配慮し、準備が整った方から打つ「レディー・ゴルフ」が認められています。
・セカンド以降は、必要になりそうなクラブを数本持って移動すると落ち着いて対応できます。
・グリーン上ではパターを持参し、ホールアウト後は次の組に配慮して速やかに場所を譲ります。
コースへの配慮
ディボットの目土、グリーンのボールマーク修復、バンカーのレーキがけは、次にプレーする人のための大切な心配りです。
よくある質問
空振りは罰打ですか?
罰ではありませんが、1打にカウントします。
バンカー内で砂に軽く触れたら
必ず罰ですか?
テスト目的の接地はNGですが、偶発的な接触やルースインペディメント除去など許容される場合があります。
OBのとき、
前進4打(特設ティー)は
いつでも使えますか?
コースがローカルルールとして採用している場合に限られます。掲示やスコアカードで確認しましょう。
最新ルールの
アップデートに注意
ルールは数年ごとに改訂され、解釈の補足が更新されます。公式アプリやJGA・R&Aの案内を確認して、内容を適宜アップデートしておくと安心です。

熊倉 弘晃 氏

ゴルフを始めて二年弱、その楽しさに魅了されていた頃にサークルで意気投合した古川氏と熊倉氏。自分たちが欲しいと思ったものを詰め込み形にしたのが会員制インドアゴルフLounge Range。
これまでのセオリーを気にせず「一打席オンリー」「個室」といった業務形態でスタート。失敗すると言われたこともあったが、今では完全個室というスタイルがインドアゴルフのスタンダードになっている。
「ゴルフが好きで、上達したい」その強い思いがあったからこそ、2025年2月現在、全国に73もの店舗展開するほどに成長しているのです。